今回の記事では紙に製図をする上で必ず必要では無いものの、
あると便利になる道具について解説していきます。
必須では無いですが、あると凄く便利な道具たちです!
円定規(テンプレート)
まず持っていると便利になるのは
「円定規」です。
上の画像はドラパス(DRAPAS)さんが出している「円定規」です
道具の利点
これはテンプレートと言われる物になりますが、
これがあれば円をとても楽に描くことができます。
これがあれば大幅な時間短縮も可能です!
コンパスではダメなの?
もちろんコンパスでも同じように円を
綺麗に描くことができます。
しかし、私は以下の理由であまりお勧めしません。
- 紙を傷つけてしまう事がある
- 描くまでの準備に時間が掛かる
1つ目の理由 紙を傷つけてしまう
まず1つ、コンパスだけでは紙を傷つけてしまうことがあります。
コンパスは硬いの軸を紙に指して回しながら円を描くので、
紙に穴を開けてしまいます。
コンパスの構造上、どうしても空いてしまいます…
ただ、「中心器」という道具を使う事で穴を開けずに
円を描くことは可能です。
上の画像はステッドラー(STAEDTLER)さんが出している「中心器」です
このコンタクトレンズっぽいのが「中心器」です
しかし「中心器」を使うと、描く円がズレてしまいやすく、
毎回のセットが手動になるのでとても面倒です。
もちろんコンパスにも良い点がありますが、
今回は製図に使用することが前提の話になります
2つ目の理由 準備に時間が掛かる
そしてもう1つ、
コンパスは円定規に比べて準備に時間がかかります。
先ほども挙げたように「中心器」を使えば
そのセットに時間が掛かります。
他にも円の大きさを合わせながら調整する時間も
地味に時間が掛かるのです。
私も最初は無くてもいいかなと思いましたが、
コンパスで円を描くのは時間が掛かり、少しコツが必要です…
ステンレス字消し板
次はあると便利になると感じたものは
「ステンレス字消し板」です。
上の画像はステッドラー(STAEDTLER)さんが出している「ステンレス字消し板」です
道具の利点
この道具があれば細かい部分も、
周りの線を消す事なく、消したい部分だけ消す事ができます。
なぜステンレス?
ステンレス製の字消し板は
製図板と引っ付きやすく、
手で軽く抑えるだけでもズレにくいです。
そして意外と安価で、買い替えやすいのも良い点です
三角スケール
3つ目にあると便利なものは
「三角スケール」です。
上の画像はシンワ測定さんが出している「三角スケール」です
道具の利点
これがあれば縮尺に合わせて、
長さをわざわざ計算する必要が無くなります。
わざわざ計算をしないで良いのはとても楽です!
使用する場面
例えば100分の1や10分の1の製図なら計算せずとも、
簡単に描く事ができます。(数字の桁をズラせば良いだけなので…)
ですが、300分の1や30分の1などの割り切りにくい数字は
小数点以下になったり、割り切れなかったりします。
なので、色んな縮尺の製図を書く人にはオススメの道具となっています
筆
4つ目に紹介する道具は
「筆」です。
この道具の利点
この道具は、いる人といらない人が分かれると思いますが、
あると便利になる道具です。
特に製図の画面を汚したく無い綺麗好きな人にオススメできます。
使用する理由
製図は時間を掛ければ掛けるほど
画面の紙は汚れていきます。
その汚れは殆ど消しゴムの消しカスによって引き起こされます。
その消しカスを取り除く際に便利になるのが「筆」なのです。
私も製図をする際には重宝しています!
一応、消しカスなので簡単に手で退けることもできますが、
手で製図途中の画面を触ると
紙が指先の油とシャー芯の粉で汚れる原因にもなってしまいます。
なので出来るだけ筆などの道具を使う事をオススメします。
勾配定規
最後に紹介する道具は
「勾配定規」です。
上の画像はステッドラー(STAEDTLER)さんが出している「勾配定規」です
道具の利点
この道具を使うと斜めの直線を平行に
何本も同じ角度で引くことができます。
使い方は製図台付属の定規の上に乗せて、
三角定規で垂直線を引くと同じような感じで使用します
必要になる人は?
意外と製図では斜めの屋根や庇などが
同じ角度である事が多いので、
住宅の製図をする上では非常に重宝します。
しかし、少しお高めの値段なので、
- 「住宅の製図をバリバリしたいぜ!」
- 「設計に斜めの直線を多く使うよー」
といった方に必要となる道具だと感じます。
終わりに
今回は紙に製図をする上で必ず必要では無いものの、
あると便利になる道具について解説しました。
意外と身近に買える物もあったのでは無いでしょうか?
今回も見て頂いて有難うございました!
ではまたっ!
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